- 2025年3月21日
【2025年3月】ノロウイルスが流行中!今すぐできる感染予防対策とは?

こんにちは、たなか内科クリニック院長の田中敏雄です。
現在、ノロウイルスが全国的に流行しており、特に岐阜県や名古屋市では警報が発令されています。ノロウイルスは感染力が非常に強く、少量のウイルスでも感染するため、予防がとても大切です。ノロウイルスの特徴や感染経路、そして効果的な予防法についてお伝えします。
ノロウイルスとは
ノロウイルスは急性胃腸炎を引き起こすウイルスで、感染すると以下のような症状が現れます。
症状
- 激しい嘔吐・下痢
- 腹痛・発熱(軽度の場合が多い)
- 倦怠感
感染してから24~48時間後に発症し、通常は1~2日で回復しますが、乳幼児や高齢者では重症化のリスクがあります。
どのように感染するのか
ノロウイルスの感染経路は以下のようなものがあります。

✅1. 人から人への感染
感染者の手や飛沫(くしゃみ・咳)を介してウイルスが広がる。
✅2. 食品を介した感染
- 汚染された食品(特に二枚貝)を十分に加熱せずに食べる。
- 食品を扱う人の手が汚染されている。
✅3. 接触感染
- ドアノブやトイレの便座、手すり、スマートフォンなどに付着したウイルスに触れる。
✅4. 空気中の飛沫
- 嘔吐や下痢の際にウイルスが飛散し、空気中を漂う。
- 乾燥した吐瀉物や便からウイルスが飛散し、手や口に入る。
ノロウイルスの予防法

✅ 1. 手洗いの徹底
- 石けんと流水で30秒以上しっかり洗う。
- 食事前・トイレ後・帰宅後は必ず手を洗う。
- 手洗い後にスマートフォンを触らない(スマホを通じて再感染の可能性)。
✅ 2. こまめな消毒
- アルコール消毒だけでは不十分!
- 次亜塩素酸ナトリウム(塩素系漂白剤)を使うとウイルスを不活化できる。
- ドアノブ・トイレの便座・リモコン・スマホなどの頻繁に触れるものは定期的に拭く。
✅ 3. 加熱処理
- ノロウイルスは熱に弱い!
- 85〜90℃で90秒以上の加熱が必要(特にカキやアサリなどの二枚貝)。
- 生ものを避け、しっかり火を通す。
✅ 4. 嘔吐物・排泄物の処理
- 吐瀉物は速やかに処理し、次亜塩素酸ナトリウムで消毒。
- 使い捨ての手袋・マスク・エプロンを着用し、処理後は必ず手洗い。
ノロウイルスに感染した場合の対処法
✅1. 水分補給をしっかりと!
- 嘔吐や下痢で脱水症状になるため、こまめに水分補給を。
- 経口補水液(OS-1など)やスポーツドリンクを少しずつ飲む。
✅2. 食事は無理せず、消化の良いものを
- おかゆ・うどん・具なしスープなどを少しずつ摂る。
- 脂っこいもの・刺激の強いものは避ける。
✅3. 症状がひどい場合は病院へ
- 高熱が続く、激しい腹痛、血便がある場合はすぐに受診。
現在、ノロウイルスが全国的に流行しています。こまめな手洗い、食品の加熱、環境消毒を徹底することで、感染のリスクを減らすことができます。
当院では、ノロウイルスによる脱水症状の点滴治療や感染予防の相談も受け付けております。体調が悪いと感じたら、無理をせず早めに受診してください。
感染拡大を防ぐため、みんなで予防対策をしっかり行いましょう!
※ノロウイルスに対する治療薬はありませんが、症状改善までの間、脱水や発熱などによる体力低下が問題となります。若年者でも中には救急受診が必要となるケースもありますので、早めの受診をお願いします。