• 2026年2月4日

【50代から要注意】「3人に1人」がなる帯状疱疹。激痛・後遺症を防ぐワクチンと助成制度について

たなか内科クリニック院長の田中敏雄です。

テレビやニュースで「帯状疱疹(たいじょうほうしん)」という言葉を耳にする機会が増えていませんか?

実は、2025年(令和7年)4月1日から、65歳以上の方を対象に帯状疱疹ワクチンが「定期接種」となることが決まっています。

「名前は聞くけど、どんな病気?」

「ワクチンは打った方がいいの?」

そんな疑問をお持ちの方へ。今回は、帯状疱疹の原因や恐ろしい後遺症、そして見逃してはいけない受診のタイミングについてお伝えいたします。


1.原因は「子供の頃にかかった水ぼうそう」

帯状疱疹は、他人からうつる病気ではありません。犯人は、あなたの体の中に何十年も潜んでいた「水痘・帯状疱疹ウイルス」です。

  • 潜伏: 子供の頃に水ぼうそうにかかると、治った後もウイルスは神経の根元(神経節)に隠れ潜んでいます。
  • 発症: 加齢(特に50歳以上)、過労、ストレス、病気などで免疫力が下がると、ウイルスが暴れだし、神経を伝って皮膚に出てきます。

「生涯で3人に1人が発症する」と言われるほど、誰にとっても身近な病気です。


2.怖いのは「痛み」と「後遺症」

帯状疱疹の最大の特徴は、ピリピリ、チクチクとした痛みです。

皮膚の症状が治った後も、焼けるような痛みが長期間(数ヶ月〜年単位)続く「帯状疱疹後神経痛(PHN)」という後遺症が残ることがあり、これが生活の質を大きく下げてしまいます。

また、顔や耳の周辺に発症すると、顔面神経麻痺や難聴を引き起こす「ラムゼイ・ハント症候群」になることもあります。ジャスティン・ビーバーさんや寺島しのぶさんなど、著名人が公表したことでも知られています。


3.「72時間」が勝負!見逃してはいけない受診サイン

帯状疱疹の治療薬(抗ウイルス薬)は、ウイルスが増えきってからでは効果が薄れてしまいます。発疹が出てから72時間(3日)以内に治療を開始することが、重症化や後遺症を防ぐカギです。

【こんな症状はありませんか?】

皮膚の違和感:

発疹が出る数日〜1週間前に、体の片側にピリピリ、チクチクする痛みを感じることがあります。この段階では「筋肉痛かな?」「心臓の病気かな?」と勘違いされやすいです。

赤い発疹・水ぶくれ:

痛みを感じた場所に、赤いブツブツや小さな水ぶくれが帯状に現れます。

もし、「発疹が全身に広がっている」「離れた場所にも発疹が出た」という場合は重症化のサイン(汎発性帯状疱疹)であり、入院が必要になることもあるため要注意です。


4. 2025年からのワクチン定期接種と、当院での対応

50歳を境に発症率が急増するため、ワクチン接種が非常に有効です。

2025年4月からは65歳以上の方が定期接種の対象となりますが、当院では現在も50歳以上の方を対象に2種類のワクチン接種を行っています。

シングリックス
(不活化ワクチン)
水痘ワクチン
(生ワクチン)
特徴予防効果が高い(90%以上) 効果が長期間持続する。
免疫不全の方も接種可能。
1回で済み安価。
予防効果は約50%程度。
効果持続期間は約5年。
接種回数2回(2ヶ月間隔)1回
当院価格22,000円 / 回8,920円 / 回
明石市助成
(50歳以上)
4,000円助成 (実質負担は軽減されます)4,000円助成
(実質: 4,920円)

※明石市の現在の助成制度は「50歳以上の方に、種類に関わらず1回限り4,000円」です。

2025年4月以降、65歳以上の方で5歳ごと(70歳・75歳・80歳・・・)に自治体から帯状疱疹ワクチンについての案内が届きます。

案内が届いた方はシングリックスの場合 1回目2回目とも11000円での接種となります。生ワクチンの場合は4000円 1回接種となります。


医師からのメッセージ

「皮膚がピリピリする」「赤い発疹が出た」と思ったら、様子を見ずにすぐにご受診ください。

また、50歳を過ぎたら、発症リスクを抑えるためにワクチンの接種を強くお勧めします。

ご自身のライフスタイルや予算に合わせて最適なワクチンをご提案しますので、JR大久保駅北口すぐのたなか内科クリニックまでお気軽にご相談ください。

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