- 2026年2月4日
「痔があるから大腸カメラは痛そうで無理」と諦めていませんか?鎮静剤で負担を減らす検査のすすめ

たなか内科クリニック院長の田中敏雄です。
当院の外来でも、「お尻に痔(じ)があるから、カメラを入れるなんて痛そうで無理…」「検査で痔が悪化したらどうしよう」と、大腸カメラ検査をためらわれている方からよくご相談をいただきます。
結論から申し上げますと、痔があっても大腸カメラは受けられますし、むしろ「痔だと思っている方」こそ、検査を受けるべき大切な理由があります。
今日は、なぜ痔がある方に内視鏡検査が必要なのか、そして当院がどのように苦痛の少ない検査を行っているかについてお伝えいたします。
1.「痔の出血」と「がんの出血」は区別がつきにくい

トイレで出血があったとき、「鮮やかな赤い血だから、いつもの切れ痔だろう」「イボ痔が切れたのかな」と自己判断していませんか?
実は、「痔からの出血」と「大腸がん・ポリープからの出血」を、見た目だけで確実に見分けることは非常に困難です。
痔だと思って市販薬で様子を見ていた方が、実は進行した大腸がんだったというケースは残念ながら珍しくありません。
また、若い世代の方であっても、「痔だと思っていたら、実はクローン病や潰瘍性大腸炎(国の指定難病)だった」というケースが増えています。
「痔があるから」と検査を避けるのではなく、「その出血が本当に痔だけによるものなのか」をはっきりさせるために、大腸カメラが必要なのです。
2.「痛そう…」という不安を解消する当院の工夫

痔がある方にとって、一番の心配は「検査の痛み」だと思います。
明石市大久保のたなか内科クリニックでは、痔をお持ちの方でも安心して検査を受けていただけるよう、以下の工夫を行っています。
鎮静剤(静脈麻酔)でリラックス:
当院では、ご希望の方に鎮静剤を使用しています。これにより、ウトウトと眠っているようなリラックスした状態で検査を受けていただけます。お尻の力が抜けるため、カメラ挿入時の痛みや不快感を大幅に軽減でき、痔への負担も最小限に抑えられます。
丁寧な操作と潤滑ゼリー:
挿入時には潤滑ゼリーをたっぷりと使用し、痔の状態を確認しながら、粘膜を傷つけないよう愛護的(丁寧)に操作します。
※ただし、痔が激しく腫れ上がって強い痛みがある場合(嵌頓痔核など)は、まずは軟膏などで炎症を抑えてから、後日検査を行うことを提案する場合もあります。
3.ポリープが見つかれば、その場で切除(日帰り手術)

大腸カメラ検査の最大のメリットは、大腸がんの芽となる「ポリープ」を見つけ、その場で切除できることです。
当院では、検査中にポリープが見つかれば、日帰り手術としてその場で切除が可能です。
わざわざ入院する必要がなく、将来の大腸がんを未然に防ぐことができます。
医師からのメッセージ

「恥ずかしい」「痛いのが怖い」というお気持ちは痛いほど分かります。
しかし、40歳を過ぎると大腸がんのリスクは高まります。また、便秘がちな方は、硬い便が痔の原因になるだけでなく、憩室(腸のくぼみ)などの原因にもなります。
「痔があるから検査は無理」と諦めずに、ぜひ一度ご相談ください。
当院では、鎮静剤を用いた苦痛の少ない検査と、丁寧な診断で、あなたの健康を守るお手伝いをいたします。
お尻の悩みやお腹の不調がある方は、JR大久保駅北口すぐのたなか内科クリニックへお気軽にご来院ください。