- 2026年1月7日
【神戸・明石】高齢者肺炎球菌ワクチン定期接種と新しい「プレベナー20」の違いは?助成制度の差も解説

「肺炎球菌ワクチン」の案内が届いたけれど、種類がいくつかあってよく分からない…というご相談をよくいただきます。
実は最近、新しいタイプのワクチン(プレベナー20など)が登場し、選択肢が増えています。さらに、お住まいの地域(神戸市か明石市か)によって、「2回目以降の接種」に対する助成の手厚さが大きく異なります。
今回は、最新のワクチン事情と、神戸市・明石市の制度の違いについて分かりやすく解説します。
1.「定期接種」と「新しいワクチン」の違い

現在、肺炎球菌ワクチンには大きく分けて2つの種類があります。
① 定期接種で使われる「ニューモバックスNP(PPSV23)」
- 特徴: 昔からあるワクチンで、23種類の型に対応しています。
- メリット: 自治体の補助(定期接種)が使えるため、費用が安く済みます。
- デメリット: 効果の持続期間が約5年と短く、5年ごとの追加接種が推奨されます。
② 新しい選択肢「プレベナー20(PCV20)」など
- 特徴: 「結合型ワクチン」と呼ばれ、免疫が長く続くのが特徴です。
- メリット: 一度の接種で長期的な効果が期待でき、何度も打つ必要がないと言われています。65歳未満(ハルメク世代など)の方の任意接種にも適しています。
- デメリット: 現時点では高齢者の定期接種(公費助成)の対象外であることが多く、全額自費(任意接種)となるケースが一般的です。
2. 【神戸市と明石市】 定期接種と助成制度の違い
両市とも、65歳の方を対象とした「初回」の定期接種の内容は同じですが、「2回目以降」の対応に大きな差があります。
| 項目 | 神戸市 | 明石市 |
| 初回の接種 | 65歳の誕生日前日 〜66歳の誕生日前日 | 65歳の誕生日前日 〜66歳の誕生日前日 |
| 使用ワクチン | ニューモバックスNP (23価) | ニューモバックスNP (23価) |
| 自己負担額 | 4,000円 | 4,000円 |
| 2回目以降の助成 | なし (全額自費) | あり (※条件付きで助成) |
3. 明石市独自の「再接種費用助成」とは?
明石市には、他市にはあまり見られない「再接種(2回目以降)への費用助成制度」があります。
ニューモバックスの効果は約5年で低下するため、通常は5年後の再接種は「全額自費」となります。しかし、明石市にお住まいで以下の条件を満たす方は、2回目も費用のサポートが受けられます。
- 対象者: 65歳以上で、前回の接種から5年以上経過している方
- 条件: 基礎疾患等があり、医師が再接種を必要と認めた方
- 助成額: 市民税課税世帯でも、自己負担4,240円が助成されます。
【重要】明石市の助成を受ける際の手順
明石市の再接種助成は「償還払い(後払い)」方式です。窓口でいきなり安くなるわけではないので注意が必要です。
- 医師に相談: 再接種が必要か医師の判断を仰ぎ、「申請書」の医師記入欄に署名をもらう。
- 接種・支払い: 医療機関で一旦、接種費用の全額を支払う。
- 市へ請求: 領収書(原本)、予診票(写し)、申請書を保健予防課へ提出する。
- 還付: 後日、指定口座に助成金が振り込まれます。
4. まとめ:あなたにおすすめの選択は?

神戸市にお住まいの方
定期接種(ニューモバックス)を利用するのが基本ですが、効果が切れる5年後以降の再接種は自費になります。「何度も打つのは手間」「より高い効果が欲しい」という方は、初回から自費で「プレベナー20」を検討するのも一つの選択肢です。
明石市にお住まいの方
定期接種を利用し、5年後にハイリスク(基礎疾患あり)と判断されれば、2回目も安く接種できる制度が整っています。この制度を活用してニューモバックスを継続するか、あるいは長期効果を狙って自費でプレベナー20を選ぶか、医師と相談してライフプランに合った方を選びましょう。
※本記事の情報は2025年12月時点のものです。最新の実施要項は各自治体のホームページをご確認ください。
プレベナー20の金額について、現時点で確定ではありませんが、12,000円程度となります。