- 2025年1月29日
- 2025年1月30日
花粉症シーズン到来!早めの対策で快適な春を迎えましょう
こんにちは、兵庫県明石市のJR大久保駅北口すぐの「たなか内科クリニック」です。
いよいよ花粉シーズンが近づいてきました。今年は例年よりも厳しい予測が発表されており、2025年は全国的に花粉の飛散量が多くなる見込みです。特に四国や近畿地方では例年の2倍以上の飛散量が予測され、関東や九州でも例年を大幅に上回るとされています。花粉症の症状が出る前に、しっかりと対策を始めましょう。
2025年の花粉症飛散予測
今年の花粉飛散について、以下の3つのポイントが注目されています。
1. スギ花粉の飛散開始
- 九州や関東の一部では2月上旬から花粉の飛散が始まる見込みです。
- 2月中旬には全国の広い範囲で本格的なシーズン入りとなります。
2. スギ花粉のピーク
- 2月下旬から3月中旬にピークを迎える地域が多いとされています。
- ピーク期間は地域によって異なり、10日から1か月程度続く可能性があります。
3. ヒノキ花粉のピーク
- 3月下旬から4月上旬に予測されています。スギ花粉のシーズンが終わった後も、ヒノキ花粉による症状に注意が必要です。
今年の冬はスギ花粉の「休眠状態からの目覚め」が順調に進んでおり、気温が上がる2月には花粉が一斉に飛散する恐れがあります。症状を悪化させないためには、早めの対策が症状の悪化を防ぐ鍵となります。
花粉症の代表的な症状
花粉症の症状は多岐にわたりますが、以下がよく見られるものです。これらの症状が進行すると、日常生活や仕事、学業に支障をきたすことがあります。症状が気になり始めたら早めにご相談ください。
・くしゃみ、鼻水、鼻づまり ・目のかゆみや充血 ・喉のイガイガ感やかゆみ ・全身の倦怠感、集中力の低下 ・副鼻腔炎(蓄膿症)を併発する場合も |
花粉症の検査方法
当院では、血液検査を用いて花粉症の原因を特定します。(Viewアレルギー39) スギやヒノキだけでなく、ブタクサやヨモギなどの植物由来の花粉にも対応可能です。検査結果をもとに、患者さま一人ひとりに最適な治療プランをご提案します。
花粉症の治療法
当クリニックでは以下のような治療を行います。
1.内服薬
抗ヒスタミン薬や抗アレルギー薬でくしゃみ、鼻水、目のかゆみを抑えます。眠気が少ない薬もご用意しております。
2.点鼻薬
ステロイド点鼻薬を使用し、鼻づまりや鼻の炎症を軽減します。
3.点眼薬
目のかゆみや充血を抑える薬を処方します。
花粉症治療のタイミング
花粉症の治療を始めるタイミングは、症状の軽減に大きく影響します。以下のスケジュールを参考にして、計画的に対策を始めましょう。
1月~2月初旬
症状が出る前に受診し、治療をスタート。初期療法でピーク時の症状を抑えやすくなります。
2月中旬~3月
スギ花粉のピーク時期。薬の服用と生活習慣の調整を行い、症状を管理します。
3月下旬~4月
ヒノキ花粉の飛散期が到来。引き続き治療を継続し、必要に応じて薬を調整します。
花粉飛散に伴う注意点
花粉症を軽減するために、以下のポイントを心がけましょう。
- 外出時の対策:スクや眼鏡、帽子を使用して花粉の付着を防ぎます。
- 帰宅後のケア:服や髪についた花粉を払い落とし、シャワーを浴びることで体を清潔に保ちます。
- 室内環境の管理:気清浄機を活用し、こまめに掃除を行いましょう。
- 天気予報のチェック:粉情報を確認し、飛散が多い日には外出を控える工夫を。
こどもの花粉症とその対応
こどもの花粉症が増えている要因には、以下が挙げられます。
- 都市部の環境変化:大気汚染や生活環境の変化によりアレルギー体質の子供が増加。
- 花粉飛散量の増加:スギやヒノキの植林により花粉飛散量が増加。
- 免疫力の低下:生活の乱れや運動不足が原因で免疫力が低下。
花粉症によるこどもへの影響
- 身体的影響:身体的影響:鼻づまりによる睡眠障害、目のかゆみや炎症など。
- 心理的影響:集中力低下やイライラ、不機嫌。これが学業や対人関係に影響することも。
対応方法
1.子供向けの薬の処方
当院では、眠気が少なく安全性の高い抗ヒスタミン薬や点鼻薬を処方します。
2.アレルギー診断
血液検査でアレルゲンを特定し、最適な治療を提供します。
3.生活改善のアドバイス
・外出時:マスクや眼鏡を着用して花粉の吸引を防ぐ。
・帰宅後:衣類についた花粉を払い落とし、シャワーや手洗いで清潔を保つ。
・室内環境:空気清浄機を使い、定期的に掃除をする。
予防と生活習慣
・早めの治療開始:症状が出る前の治療でピーク時の負担を軽減。
・規則正しい生活:十分な睡眠、バランスの良い食事、適度な運動を心がけましょう。
親御さんへのアドバイス
・こどもの花粉症に気づいたら早めに医療機関に相談してください。 ・成長とともに症状が変化する可能性があるため定期的な診察をおすすめします。 ・学校や習い事の環境でも花粉対策を周囲と相談しましょう。 |
子供の花粉症は適切な治療で改善できます。当院では、お子さまに合った最適な治療プランを一緒に考えますのでお気軽にご相談ください。
花粉症と生活習慣
規則正しい生活は、花粉症の症状を軽減する助けになります。
- 十分な睡眠をとる。
- バランスの良い食事で免疫力を強化する。
- 適度な運動で体調を整える。
花粉症関連のよくある質問
Q: 花粉症と風邪の違いは?
A:花粉症は発熱がほとんどなく、くしゃみや鼻水が長期間(数週間から数か月)続くのが特徴です。一方、風邪は喉の痛みや発熱を伴い、症状が1週間程度で収まることが多いです。また、花粉症では目のかゆみや鼻のかゆみもよく見られます。
Q: 薬の副作用が心配です。
A:最近の薬は副作用が軽減されており、特に第2世代の抗ヒスタミン薬は眠気が少ないものが主流です(例: アレグラ、ビラノアなど)。それでもご心配な場合は、眠気がほとんどない薬をご提案しますのでお気軽にご相談ください。
Q: 花粉症は治りますか?
A:完全に治すことは難しいですが、適切な治療で症状を大幅に軽減することが可能です。症状が重い場合や毎年同じ症状でお悩みの方は、早めに受診し、最適な治療プランを立てることをおすすめします。
Q: 花粉症の検査はできますか?
A:当院では血液検査を行い、スギ、ヒノキ、ブタクサなど特定のアレルゲンを特定することが可能です。検査結果に基づき、適切な治療法をご提案いたします。
Q: 薬だけで花粉症は良くなりますか?
A:薬は症状を緩和する効果がありますが、生活習慣の見直しや環境対策も併せて行うとより効果的です。例えば、規則正しい生活やストレスの軽減、室内の花粉対策を徹底することが重要です。
2025年の花粉シーズンは例年以上に厳しい予測が出ています。症状が悪化する前に、ぜひ当院での治療をご検討ください。受診についてのご予約は、お電話またはオンライン予約フォームからお気軽にどうぞ!