• 2025年1月27日
  • 2025年1月30日

眠った状態での内視鏡検査

胃カメラや大腸カメラで「眠った状態の検査」は可能ですか?

普段の診療において、良くお問い合わせを頂く項目として、「胃カメラや大腸カメラの時に、眠った状態で検査できますか?」とあります。

当院では検査をなるべく負担を軽減して受けていただくために、静脈麻酔を行っています。(静脈麻酔とは注射で薬を投与することです。)
麻酔の深さとしては、意識は無いが息はできていて酸素も下がらない状態がベストとなりますが、深く麻酔がかかった場合は血圧が下がったり、酸素投与が必要となったりと、危険を感じる事もあります。

よってお答えとしては、「眠った状態での検査を目標としています」、となります。
必ず眠った状態かどうかは、当日の全身状態によっても左右されます、緊張が強い場合は効きにくかったり、疲れている場合は効きやすかったり等があります。

安全を最優先とした麻酔管理

安全を優先するため血圧や酸素が不安定な状態で麻酔量を増やすことはありません。
なお当院で検査を受けていただいた場合、使った麻酔薬の投与量も記録していますので、二回目以降の参考ともしています。

検査を迷われている方の参考となればと思いますので、よろしくお願いします。

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