• 2026年5月19日

40代から始める内視鏡検査 ― 胃カメラ・大腸カメラを受けるべき年齢とは

こんにちは。

明石市のJR大久保駅北口すぐにある「たなか内科クリニック」です。

胃がんや大腸がんは、初期の段階ではほとんど自覚症状がないまま進行していくという恐ろしい特徴があります。「痛みがなくて元気だから大丈夫」と思っていても、実は病気が隠れているケースは少なくありません。

特に、がんの罹患リスクが上がり始める「40代」は、定期的な内視鏡検査(胃カメラ・大腸カメラ)をスタートすべき非常に重要なタイミングです。

本記事では、健康な未来を守るために知っておきたい、内視鏡検査を始めるべき年齢や、適切な受診頻度、検査の具体的な流れについて詳しく解説します。

なぜ40代が内視鏡検査のスタートラインなのか

消化器がんの多くは40〜50代から罹患率が急激に上昇します。これは加齢により細胞のがん化を抑制する力(DNA修復機能)が低下し、長年蓄積してきた生活習慣の影響が出始めるためです。

大腸がんは40代から増加し始め、50代以降に急増します。胃がんも同様に40〜50代がターニングポイントです。この時期に内視鏡検査を始め、小さな異変を見つけることが最も効果的な予防戦略となります。

「40代はまだ若い」と思いがちですが、日本では30代で大腸がんと診断される方も一定数います。家族に大腸がんや胃がんの患者さんがいる方(家族歴がある方)は、さらに早い年齢からの検診が推奨されています。

胃カメラと大腸カメラのそれぞれの対象

内視鏡検査には大きく「胃カメラ(上部消化管内視鏡)」と「大腸カメラ(下部消化管内視鏡)」の2種類があります。それぞれの対象臓器と発見できる疾患が異なります。

【胃カメラの対象】

食道・胃・十二指腸。 発見できる主な疾患:食道がん・逆流性食道炎・胃がん・胃炎・胃潰瘍・ピロリ菌感染など。

【大腸カメラの対象】

大腸(結腸・直腸)・回盲部。 発見できる主な疾患:大腸がん・大腸ポリープ(腺腫)・炎症性腸疾患(潰瘍性大腸炎など)・大腸憩室など。

どちらか一方だけでなく、両方を受けることで消化器全体のスクリーニングが完成します。当院でも、症状がなくても自費で受けられる「内視鏡ドック」をご用意しています。

症状なしでも受けるべき理由

「特に症状がないのに検査が必要?」と思う方も多いでしょう。しかし、消化器がんの最大の特徴は「初期には症状がほとんどない」ことです。

早期胃がんの患者さんの多くは無症状であり、強い痛みや食欲不振、体重減少などは進行してから現れます。大腸がんも同様で、「血便は痔のせい」と思い込んで見過ごし、発見が遅れるケースが非常に多く見られます。

症状が出てから受診する「対症療法」ではなく、症状がない元気なうちから定期的に内視鏡検査を受ける「予防医療」の考え方が、がんから命を守る最大のカギです。

内視鏡検査はどれくらいのペースで受ければよいか

内視鏡検査の推奨頻度は、リスクの高さによって異なります。当院が推奨する目安は以下の通りです。

【胃カメラ】

・リスクが低い方(ピロリ菌感染なし・家族歴なし):2〜3年に1回

・ピロリ菌除菌後の方、萎縮性胃炎がある方:特に除菌後5年間は毎年1回を強く推奨

【大腸カメラ】

・異常がなかった方:3〜5年に1回

・大腸ポリープを切除した方:隠れポリープの見落としを防ぐため、原則1年後に再検査

まずは40代になったら「初めての内視鏡検査」を受け、その結果を踏まえて医師と相談しながら次の検査時期を決めるのがベストです。

内視鏡検査を受けるときの準備と当日の流れ

初めて内視鏡検査を受ける方に向けて、準備と当日の流れをご説明します。

【胃カメラの場合】

・前日:夕食は21時までに軽めに済ませ、以降は絶食(お水やお茶は可)。

・当日朝:絶食で受診。検査前に胃の泡を消す薬と喉(または鼻)の麻酔を行います。

・検査時間:5〜10分程度。鎮静剤(静脈麻酔)を使用した場合は、終了後リカバリールームで30分〜1時間ほどお休みいただいてから結果説明を行います。

【大腸カメラの場合】

・前日:夕食は19時までに済ませ、以降は絶食(専用の検査食もご用意しています)。

・当日:ご自宅で朝から腸管洗浄液(下剤)を飲み、便が透明になってからご来院いただきます。 およそ5回から10回程度の排便が予想されます。

・検査時間:15〜30分程度。ポリープが見つかった場合は、その場で日帰り切除が可能です。

よくある質問(Q&A)

Q: 胃カメラと大腸カメラは同日に受けることはできますか?

A: はい、当院では「胃カメラ+大腸カメラの同日検査」に積極的に対応しております。最大のメリットは、鎮静剤(静脈麻酔)の使用が1回で済むことと、通院日数を減らせることです。お仕事などでお忙しい方には特におすすめです。

Q: 40代で初めて大腸カメラを受ける場合、下剤を飲むのが不安です。

A: 初めての下剤は不安ですよね。当院では、患者様の下剤に対する負担を少しでも減らすため、内容量が少なくコンパクト(480ml)で、さっぱりとしたレモン風味の新しい下剤を導入しております。水に溶かす手間もなくそのまま飲めるため、「以前より楽に飲めた」と多くの方に選ばれています。

Q: 初めての内視鏡検査前に特に不安なことがあれば相談できますか?

A: もちろんです。当院では、大腸カメラを予約された方には「事前診察」を設けており、検査の流れや注意事項、ポリープが見つかった場合の対応について医師が直接丁寧にご説明します。また、検査当日は鎮静剤を使用してウトウトと眠っている間に検査を終えることができますので、「何が怖い」「痛みが不安」といった疑問や不安は、遠慮せずに何でもお伝えください。

まとめ

消化器がんは40代から増加し始めます。症状がないうちから定期的な内視鏡検査を受けることが、がんの早期発見・早期治療への最短ルートです。「いつか受けよう」ではなく、「今年受ける」という決断があなたの命を守ります。

たなか内科クリニックでは、40代・50代の方の「初めての内視鏡検査」を歓迎しています。胃カメラ・大腸カメラともに、苦痛を抑えた検査体制を整えておりますので、ぜひ一度ご相談ください。

■ たなか内科クリニックからのご案内

胃カメラ・大腸カメラなど消化器内科に関するお悩みは、明石市・JR大久保駅北口すぐのたなか内科クリニックにお気軽にご相談ください。当院では、丁寧に診察し、患者様一人ひとりに合った治療・検査をご提案します。

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